年始にスペインのバルセロナへデザイン研修に行ってきました。
直行便がないので、行きは羽田〜フランクフルト〜バルセロナ、帰りはバルセロナ〜パリ〜成田というチケットで、飛行機に14時間、乗り換えに2時間位とられて片道16時間強、とおいね。
バルセロナと言えばガウディらしいので…まず、アントニ・ガウディ作品群として、まとめて世界遺産になっている、ガウディ建築を紹介します。
知らなかったのですが、ガウディって何でもデザインしてるのね、建物はもちろん、このイスもそうだし、家具、暖炉、手すり、窓枠、窓ノブ…などなど、とても人間のしわざとは思えない仕事量と質だなーと感じました。
まずはサグラダ・ファミリア。
中に入ると天井がとてつもなく高いです。
サグラダ・ファミリアって教会だそう。どうりで気持ちイイと思ったよ。
教会ということで、建設費などは、寄付や入場料金でまかなってるよう。
2時間位ウロウロしたり、座ったりしてましたが、空気が澄んでて気持ち良くて、ちっとも飽きない。
オーディオガイドは日本語無いので、英語借りました。1/3もわかんないのですけどね…。
バルセロナでは、日本語のオーディオガイドは、半分位の施設でなかったです。地理的に遠いからか?数が少ないからか?あまり相手にされてないかもね…中国語はあるので…。
ガウディコード?
曲線で構成されたカサ・ミラ。全く直線がないらしいです。
ガウディの発想・着想は自然界にあるもの、といわれているようで、森とか海とかなんだそう。
屋上から見たところ。
煙突もこのようにカバーされてデザインされてます。
普通、こういう建築家のデザインってやりすぎじゃない?って印象を持つと思うのですが、建物すべてがこのような形状で統一性があるので、とても一体化してました。
こちらも曲線が美しいカサ・バトリョ。
建物の中から通りを眺めていると、なんだか嬉しくなっちゃう、不思議な建物。
この窓ノブは、ガウディの右手を石膏で固めて、もっともフィットする形状になってるんだそう。実際にぎるとほんとしっくりきました。ちなみに左手で握ってもイイ感じでした。
この窓枠のように、人の手が触れる場所の多くに、木が使われているのですが、実際さわるととても手に馴染むやさしい形状になっていて、ガウディの仕事の質と贅を強く感じました。
窓の大きさは上の階に行くほど小さく、またタイルの青の濃さも上の階に行くほど濃く作られてました。どちらも光が建物にさしたとき、各階の部屋の中に入る光の量が均一になるよう、壁の青の濃さが均一にみえるよう、計算されているという、とても人間のしわざとは思えないコンセプトワークでした。
えんとつ。
グエル公園のトカゲ。また違うテイストでガウディの才能おそろしい。
この曲線、いくつかの建物でもみました。美しい。スペースを広く使うための手法のようなことを、たしかオーディオガイドが言ってたような…。
ロゴデザインもできるやん…
ガウディコード?
このタイルはバルセロナででたタイルくずを使っているらしく、エコの先駆けと言われているとか…人のしわざとは…
ガウディコード?
「いろいろムリですヨ、ガウディさん…」と、グエル公園から朝焼けのバルセロナ市街をのぞみながら思ったのでした…。
続く。
パリ・デザイン研修篇
+ パリにデザイン研修旅行に行ってきましたpart1~パリの街並み、ショップディスプレイ
+ パリにデザイン研修旅行に行ってきましたpart2~蚤の市・マルシェ・フリーマーケット巡り、クリニャンクール、ヴァンヴ、マルシェ・ラスパイユ、メルシー、ベーアッシュベー、フナック
+ パリにデザイン研修旅行に行ってきましたpart3~ピカソやゴッホ、ルノアールの街モンマルトル巡り
+ パリにデザイン研修に行ってきましたpart4〜ルーヴル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、ポンピドゥー・センター近代美術館とジダン像
+ パリにデザイン研修に行ってきましたpart5〜パリに行くまでわからなかったこと・雑感、モバイルwifiルーター、ネット回線事情、飛行機に乗り遅れる…
イタリア・デザイン研修篇
+ 歴史あるデザインの国イタリアにデザイン研修に行ってきました〜ローマ コロッセオ・バチカン市国・スペイン広場 篇
+ 歴史あるデザインの国イタリアにデザイン研修に行ってきました〜フィレンツェ ドゥオモ・ポンテベッキオ・ミケランジェロ広場 篇
+ 歴史あるデザインの国イタリアにデザイン研修に行ってきました〜ベネチア(ヴェネチア・ヴェネティア)ヴァポレット、ゴンドラ、リアルト橋 篇
+ 歴史あるデザインの国イタリアにデザイン研修に行ってきました〜ミラノ 篇 + 番外篇「イタリアに行くまでよくわからなかったネット事情」
+ イタリアの街角で見かけた犬のいる風景〜ローマ・フィレンツェ・ベネチア・ミラノの飼い犬アルバム。
コメントを書く