歴史あるデザインの国イタリアにデザイン研修に行ってきました〜ベネチア(ヴェネチア・ヴェネティア)ヴァポレット、ゴンドラ、リアルト橋 篇

2012年 1月 9日

前回のフィレンツェ 篇ローマ 篇の続き。

今回の研修訪問先で一番楽しみにしていた、水の都ベネチア(ヴェネティア?)篇。

ベネチアでは庶民の足として利用されているヴァポレットと呼ばれる船バスに乗るのを楽しみにしていました。一日中船バスに乗り、もう陽がくれて手がかじかんで、最後にしようと甲板に立っていたら、こんな夕焼けをみれた!

ベネチアでは細い運河をゴンドラやボートが行き交う様子をよく目にしました。ゴンドラは観光用でしかもチャーターになるので金額が高くて乗れなかったのですが、どのゴンドラを見てもワイワイ乗っているのは、中国の人でした。さすがチャイナね。

偶然みかけたレオナルド・ダ・ビンチ展では、こんな発明?の数々をみれました。ダ・ビンチ=絵画の人という認識でしたが、こんなに色々なプロダクトを作っていたんだな…と。

他にもベネチアの様子を以下に紹介します。



今回の研修先でベネチアを最も楽しみにしていたのに、何も調べないで出かけたもんで、サンタ・ルチア駅を出て唖然。タクシーがいない…。

旅行ガイドのことりっぷを開いてみると、ベネチアは車の乗り入れができなくて、徒歩か船しか移動手段が無いことを知る…。

タクシーでホテルまで乗っけてもらう計画は頓挫し、徒歩で探すことにしました。

最初は、イタリアの建物にはこのようなセンスのイイ案内表示が埋め込まれているので、歩いていればなんとなくわかるだろうと思っていたんですが…

歩いても歩いても、ホテルの住所にたどりつかず、道行くイタリア人に、場所を聞いてもみんなわからないと…。

困り果てながらも歩き続ける。

最初は観光がてら歩いていたのですが、あまりに、みなさん知らない…というのでちょっと焦ってくる。荷物も重いし…。

研修三都市目でようやくわかって来たんですが、イタリアの住所表記はどうやら、通り名と番地という組み合わせになっているようなのですが、人がすれ違うのがやっとという路地にすら通り名がついているので、イタリア人自身も通り名をそこまで把握していないよう…。

「ここはどこ?」と地図を開いて聞いても、通り名のかかれた看板を一緒に探す…という事が何度もありました。

結局、いくつもの橋を渡り、たくさんのイタリア人に少しずつ助けてもらい、ある人はホテルに電話をしてくれて、おおよその場所を聞いてくれたりして、歩くこと一時間超…ようやく到着。

今思えば自分で電話すれば良かったのね…iPhone持ってたくせに…。

一人旅は初めてじゃないのに、どうしてこうも地理がわからないかな?と、その理由をずっと考えながら歩いていたんですが、地名表記が「英語じゃない」ってのが原因な気がしました。アルファベット表記なんだけど英語じゃないってのが、わかりそうでわからない。

チェックイン後すぐに街の散策へ。

ベネチアで有名なリアルト橋付近のゴンドラ。

玄関の照明もベネチアン!

ホテルの窓の外がすぐ運河というか水辺になっている様子が不思議な光景。

パッと視界が開けると、有名らしい?サン・マルコ広場。広場周辺はブランド街になっていて、たくさんのお金持ちが毛皮をまとって闊歩してました。

これはアルマーニ?だったと思いますが、利口そうな犬が暖かそうな店内からこっち見てました。イタリアではカフェ、船、地下鉄などいろんな場所で飼い犬を連れてる人がいました。

駆け足で回って1日目はあっという間に終了。

昨日の迷子を取り戻すべく(←貧乏性)朝7時半には海辺へ出て散策開始。キレイな空。

60mを超す高さのサン・マルコ広場の鐘楼。

庶民の足ヴァポレットに早速乗り込み海の散策開始。

ベネティア本島を一周するつもりで乗り込んだら、本島をどんどん離れて予期せぬ方向へw…。

ちょっと焦るもどうにもならない…。景色が遠くなっていく…。

そうしてたどりついた島はリド島ということを、あとで知る。

行くつもりのない島でしたが、庶民の暮らしやこぎれいな家・オシャレなガーデニングがたくさん見れて、予想外に面白かったです。

観光観光していないので街もとても静か。ゆったりな時間という贅沢な感じでした。

どの家も立派なのでもしかすると庶民ではなくて裕福な人が暮らしてるのかもしれないですね。

街並みを撮影していると窓から手を振ってくれたり、お辞儀をしてくれたり、イタリア人とても気さくでイイ感じ!リド島、佇まいが良かったです。一時間半ほど島散策をしました。

再びベネチア本島に戻ってくる。

ヴァポレット乗り場。船は必ずしも航路上の全ての乗り場で止まるわけでないようで、法則は最後までよくわかりませんでした。

目の前を水上タクシーが駆け抜けていったりします。海にルールはあるの?という走りっぷり。

一度間違えた途端、もう船に乗るのが怖くなくなって、また行く予定のなかった対岸にたどりつく。サンタ・マリア・デッラサルーテ聖堂。

小さな島でしたが、ショップ数が少ないせいか?静かでイイ感じでした。

奥の島はサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。

サンタ・ルチア駅周辺の橋より。

ベネチアはどこへ行っても至る所に運河があり、海上都市なんだな…という、当たり前の事を再認識しました。

バザールのようなにぎわいのある場所では、やはり船から降りる人の数がまるで違いました。

船を行き来する地元の人達を見ていて、僕ら観光客は半日乗り放題で16€(1600円位)船バス代を払いますが、もし住んでいたら、とても毎日払える金額じゃないな…とウィキペディアで調べてみると、島に暮らす人達は4€位で自由に乗り降りしているらしい。なるほどね。

また、ベネチアでは車が走れないせいか、地元の人(旅なれた人)は、このようなキャリーを持って荷物を転がして歩いていました。小さな運河にも階段状の橋がかかっているので、それなりに大変ですが、それでも重要なアイテムのようでした。オシャレキャリー。

旅の計画がずさんなため、ベネチアでの時間が余りすぎて、予約していたユーロスター(ミラノ行き)の前に、ミラノへ向かうことに。(チケット交換してくれなかった…)

ミラノ篇に続く。

ちなみに以下の漫画にレオナルド・ダ・ビンチについて描かれているらしく、現在取り寄せ中。

+ ベネチア(ヴェネチア・ヴェネティア)ヴァポレット、ゴンドラ、リアルト橋 篇

+ フィレンツェ ドゥオモ・ポンテベッキオ・ミケランジェロ広場 篇

+ ローマ コロッセオ・バチカン市国・スペイン広場 篇

+ + ミラノ 篇 + 番外篇「イタリアに行くまでよくわからなかったネット事情」

+ イタリアのブランド・セレクトショップの住所と地図が検索できるサイト紹介。年末年始ローマ・フィレンツェ・ヴェネチア・ミラノ行く人におすすめ!

+ 東京南青山にあるイタリア政府観光局で、フリーマガジン「イタリアが好き」や旅の手引き、ローマ・フィレンツェMapなどイタリア観光資料ゲッツ!



13 Responses to “歴史あるデザインの国イタリアにデザイン研修に行ってきました〜ベネチア(ヴェネチア・ヴェネティア)ヴァポレット、ゴンドラ、リアルト橋 篇”

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