久しぶりに、伊坂幸太郎の本を手にしました。読んでいて、あまりにも胸くそ悪い中学生が出てきて、ときに読むのをためらう程でしたが…
結局最後まで読むと、やはり伊坂らしい、落とし前のつけ方で痛快でした。痛快なんだよね、伊坂はいつも!
酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた新幹線は、北を目指し疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。
元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。ツキのない殺し屋「七尾」。彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み―物騒な奴らが再びやって来た。3年ぶりの書き下ろし長編。(amazonより抜粋)