心理学的側面からのデザインアプローチ事例満載書籍「インタフェースデザインの心理学〜ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針」読了。

2013年 7月 2日

インターフェースデザインの心理学

心理学的側面からのデザインアプローチ事例満載の書籍「インタフェースデザインの心理学〜ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針」を読了しました。

いわゆるデザインの細かいところのあしらいの話ではなく、もっと手前の大きな目の付け所の話しなので、こういうのが好きな人にはおすすめの書籍です。特に興味深いなーと思った箇所を以下に少しだけシェアします。

・人は忙しいほうが満足感を感じる

A:飛行機を降りて手荷物受取所まで歩いて12分かかるが、到着と同時に荷物を受け取れる

B:飛行機を降りて2分で手荷物受取所に着くが、荷物が出てくるまで10分かかる

同じ12分なのに、AよりもBの方がイライラする。

これは実際外国の空港でBのクレームが多かった所、Aにしたことでクレームがなくなったらしいです。このアイデアというか解決手段はデザインそのものですね。

・選択肢が多い方が、自分の思い通りになっていると感じる

・他人は影響を受けやすいと考えているが、自分はそんなに影響されないと思っている

まんまと思ってるな…オレ…

また有名ですが、以下のビデオも紹介されてました。

・人は視野の中の変化をあっさりと見逃すことがある…と

興味ある方にはおすすめです。

+ タブーな問題にもABテストを導入し、効果測定しよう…というD・カーラン&J・アペル著「善意で貧困はなくせるのか?〜貧乏人の行動経済学」を読了。

+ 活字嫌いでも、一気読みしてしまうはず!?コピーライターの書籍「伝え方が9割~こんな方法あったんだ。なぜ伝え方で結果が変わるのか?」読了。

+ 間接的な労働時間をどう削減していけばいいのか?のヒントになる!?ティモシー・フェリス著「なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?」読了。

+ アイデアを9つの側面から考え構築し、かたちにするビジネスモデルの設計書「ビジネスモデル・ジェネレーション」ナナメ読みしてみました。

+ いざという時の為にお金を貯める、ではなく、いざという時の為にお金を使って困らない準備をする、ということ。書籍「成功する人だけが知っている「一万円」の使い方」読了。

+ 約70年前アメリカ人で牛乳を最もよく飲んだのはどんな人たちか?が興味深い、深層心理で消費者インサイトを見抜く「価値創造型プロモーション」読了。

+ デザイン・コンサルティング会社の取組みを紹介した書籍『発想する会社!~世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』読了。米ABCTVで特集された”Nigitline Deep Dive”ムービも。



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