商品や企業そのもののコンサルティングを、デザインの視点でとらえ、発想し、プロダクトに落し込んでいくアメリカIDEO社の取組みを紹介した書籍『発想する会社！～世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』を読了しました。

IDEO社は米ABCテレビNigitline”Deep Dive”という番組で、5日間で新しいショッピングカートのデザインを考える…という企画で話題になったんだそう。この番組の動画もみつけたので、以下に合わせて紹介します。

テレビでの特集の様子。アイデア出しミーティングの熱気やクリエイティビティが伝わってきます。「こんなにクリエイティブではなかったけど…デザイン事務所に勤めていた頃をちょっと思い出したw…。」

本の中で興味深かったのは「左利きの人の身になって考える」「ルールを破る人をみつけ観察する」「イノベーションを半分だけとりいれる」でした。とかくデザイナーはそぎ落してそぎ落して、シンプルな一本道を作ると思いますが、それでも、その道がそもそもわかりづらかったり、気づきにくかったり、そんな事はおかまいなしな人たちがいて、その人たちでもわかるような解決策を提示する事がアイデアのあるデザインだ…みたいな事が書かれていた気がするw（違うかな？だって字が多いからw…）

本を読んでいて、IDEOってどこかで聞いた事あるんだよな…と思っていたら、プラスマイナスゼロや無印良品のプロダクト、auのインフォバーなどのデザインを手がけた深澤直人氏がかつて在籍していたデザイン会社でした。「あーなるほどね…。」

IDEOのような、デザインを根底に置いたコンサルティング会社って、日本にあるのかな？デザイナーの声が大きくなった会社と言うと、カルロス・ゴーン移行の日産を思い浮かべますが、コンサル会社ではないもんね…。

【送料無料】発想する会社！

＋ アイデアが片寄らずに、有意義なミーティングをするための会議術が、著書「すごい会議」で紹介されています。

＋ 深澤直人氏のシンプルなデザインの奥深さ（戦略＋潔さ）を垣間みれる著書「デザインの輪郭」読了。デザイナーはもちろんモノ作り人必読かも！？

＋ すごい製品やサービスを生み出す最も単純な方法は、あなたが使いたいものを作ることだ…。３７シグナルズ 成功の法則「小さなチーム、大きな仕事」読了

＋ 5ドルを元手に2時間で600ドル！ってスゴイアイデア…ティナ・シーリグ『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』読了。