伊坂幸太郎の最新刊「あるキング」もやっぱり伊坂氏らしい伝記的小説でした。プロ野球選手になるべく育てられた男の伝記。

2009年 9月 21日

伊坂幸太郎の最新刊「あるキング」もやっぱり伊坂氏らしい伝記的小説でした。プロ野球選手になるべく育てられた男の伝記。

天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?野球選手になるべく運命づけられたある天才の物語。
山田王求はプロ野球仙醍キングスの熱烈ファンの両親のもとで、生まれた時から野球選手になるべく育てられ、とてつもない才能と力が備わった凄い選手になった。王求の生まれる瞬間から、幼児期、少年期、青年期のそれぞれのストーリーが、王求の周囲の者によって語られる。わくわくしつつ、ちょっぴり痛い、とっておきの物語。『本とも』好評連載に大幅加筆を加えた、今最も注目される作家の最新作!!

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人気作家・伊坂幸太郎ベストセラーの映画化『重力ピエロ』観てきました。

2009年 5月 28日


これまでの、伊坂幸太郎原作の映画『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』のような驚きの展開のものとは、少し違いましたが面白かったです。
yasudaの身近では、起きてませんが誰にでも起こりうる可能性がある事件を題材にしてるだけにリアリティーがあり独特の緊張感がありました。

人気作家・伊坂幸太郎の直木賞候補になった同名ベストセラーを映画化。大学院で遺伝子の研究をする兄の泉水と、自分がピカソの生まれ変わりだと思っている弟の春。2人は、仙台の街で起こる連続放火事件と、現場近くに必ず残されるグラフィティアートの関連性に気付き、事件の謎解きに乗り出すが、そのことで24年前から今へと繋がる家族の謎が明らかになっていく。監督は「Laundry」の森淳一。泉水役に加瀬亮、春役は岡田将生。

eiga.comより抜粋
キャストは、加瀬亮、岡田将生、小日向文世、吉高由里子、岡田義徳、渡部篤郎、鈴木京香
春役の岡田将生は、良かったです。
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公開が楽しみな映画 人気作家 伊坂幸太郎 原作の『フィッシュストーリー』伊坂幸太郎 映画化作品特集!

2009年 1月 19日

最近見た映画で一番面白かった「アヒルと鴨のコインロッカー」のタッグ
原作:伊坂幸太郎 監督:中村義洋の映画が間もなく公開(3月予定)されます。

そして、音楽プロデュースを何故か最近になって注目を浴びている斉藤和義がやります。

あらすじは、「昔、売れないロックバンドがいて、彼らの録音した

パンクロックが、めぐりめぐって、未来の世界を救う」

という御伽噺みたいな、そういう話だそうです。

パンクロックと斉藤和義があまり結びつきませんが

斉藤和義、起用は、偶然のような必然で決まったようです。

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映画アヒルと鴨のコインロッカー、重力ピエロ、死神の精度、ラッシュライフ、ゴールデンスランバー 原作者伊坂幸太郎の小説、勝手におすすめ面白ランキング。

2008年 11月 9日

新しい誰かを知ったときには、まず検索してその人を知る、

というのが、もう、当たり前だと思いますが…、

 

伊坂幸太郎のモダンタイムスでは、

近未来はもっと強く検索に支配された社会になっていて、

あるワードで検索したがために、検索者が特定され、命を狙われる…、

という小説が展開されていきます。

 

この本もさすがに要所要所で、思わず読みながら

「うまい!」「うまい!」と言ってしまう小説です、が、

 

とはいえ、ちょっとこの本は分厚いので、伊坂ビギナー用に、

誠にカッテですが、オススメ伊坂幸太郎ランキングゥーやります。

いいよね?伊坂さん。

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小説の存在を知って5年。やっと、湊かなえ「告白」読了できました。ショッキングすぎる内容ですが小説の完成度は極めて高い名作。

2014年 4月 8日

湊かなえ「告白」今更ながら読了。

2008年単行本化なので今から5〜6年前の小説、湊かなえの「告白」。

当時から、文体が独創的で話題だったこともあり、本屋さんで手にして途中まで読んだ回数は数え切れないほどだったのですが、内容がショッキングすぎてこれまで手にできませんでした。

そんな話を先日、お客さんとしていたら「なに逃げてるんですか!名作ですから読んで下さい、絶対!」って本をくださいまして…。

これはもう運命だなと、とても痛がりながら読みました。そのかいあって面白かったです、とても。オモシロイといっていいのかわからない内容ではあるし、ちょっとお子さんいる方にはショッキングすぎる内容ですけど、小説の完成度としては極めて高い名作です。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。
デビュー作でありながら、「週刊文春ミステリーベスト10」1位、本屋大賞1位を受賞したベストセラーの文庫化。6月5日には中島哲也監督作品として、全国東宝系でロードショー決定!

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好きな作家、重松清の「ステップ」を読了。のこされた人たちの成長の物語。

2013年 9月 12日

好きな作家、重松清の「ステップ」を読了。のこされた人たちの成長の物語。

好きな作家、重松清の「ステップ」を読了しました。

ストーリー設定は、けっして目新しいものではないと思いますが、やはりそこは重松の、細やかな人物描写とストーリー展開で、気づけばズリズリと小説の中奥深くに引きずり込まれていきました。「そっちに行くのね」というストーリーがイイんですよねー。

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角田光代「ツリーハウス」読了。親子三代に渡る戦争(満州)〜引き上げ〜戦後〜現在までの壮大な家族のドラマがとてもオモロー。

2013年 2月 19日

角田光代著「ツリーハウス」を読了しました。読み始めたらもう止まらない…寝れない…というオモシロさでした。

西新宿の小さな中華料理屋「翡翠飯店」を巡る三代記。祖父母、両親、無職の叔父、孫に加えて、常に誰かしら出入りするゲストハウスさながらの大家族の足元には、大陸帰りの物語が眠っていました。祖父の死で虚脱してしまった気丈な祖母ヤエを伴った満州行が、封印された過去への旅の幕開けとなります。戦争、引揚げ、戦後を生き抜き、半世紀の間ヤエが抱えてきた思いを知った時、私たちが失いつつある美しい何かが頁の向こうに立ち上がってきます。

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爆笑問題太田光が「インパルスの板倉が書いた『トリガー』って小説があるんだけどね。これがメチャクチャ面白い」って言ってたので読んでみました。

2013年 2月 6日

爆笑問題太田光が「インパルスの板倉が書いた『トリガー』って小説があるんだけどね。ハードボイルドなんですよ。それで、これがメチャクチャ面白い」って言ってたので読んでみました。

以下爆笑問題太田光談

インパルスの板倉が書いた『トリガー』って小説があるんだけどね。ハードボイルドなんですよ。それで、これがメチャクチャ面白い。

近未来の話なんだけどね、各都道府県に『トリガー』と呼ばれる人々が配置される。その人たちは拳銃の携帯が許可されていて、自由に撃って良いっていう法律が出来るんだ。それで、『トリガー』たちは公共のルールに違反するような、道徳的に悖(もと)っている人たちを撃ったりする。電車の中で騒いでいるような奴らをね。

それで、各都道府県ごとのストーリーがオムニバス形式で書かれているんだけど、見事だね。…芸人って言うのは何なんだろうね。板倉に訊いたら、読書家でもないし、文章を書いたこともない。でも、書き方がプロ。そもそも、設定が面白い。その上で、善悪とは何か、っていうテーマがきちんと書かれている。

国家が保証している正義なんだけど、『トリガー』の中には権力に溺れる奴もいる。その一方で、善悪というものを考えて、なかなか撃てずに逡巡する奴もいる。その先には、武力で平和が実現できるのかっていうテーマに繋がる。

その描き方が、片側だけじゃないんだよ。本当に深い描き方をしている。それが凄いんだ。最近のハードボイルドの中で、普通の小説家と遜色ない。むしろ、かなり面白い部類に入るんじゃないだろうか」と語っていた。

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斉藤和義ファン必見!『ONE NIGHT ACOUSTIC RECORDING SESSION at NHK CR-509 Studio』の、“一夜限り”のレコーディング映像がNHK『SONGS』10月28日(日)放送!

2012年 10月 20日

9月にリリースされた最新アルバム『ONE NIGHT ACOUSTIC RECORDING SESSION at NHK CR-509 Studio』の、“一夜限り”のレコーディングの模様が見れるそうです。

このアルバムは、NHKのスタジオで一発撮りレコーディングで完成したアルバム。
楽曲は、1stアルバムから最近のものでまんべんなく選曲し、約50曲の候補曲の中から楽曲を選び、アコースティックバージョンでリアレンジしたもの。

オンエア楽曲は、以下に
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