映画アヒルと鴨のコインロッカー、重力ピエロ、死神の精度、ラッシュライフ、ゴールデンスランバー 原作者伊坂幸太郎の小説、勝手におすすめ面白ランキング。

2008年 11月 9日

新しい誰かを知ったときには、まず検索してその人を知る、

というのが、もう、当たり前だと思いますが…、

 

伊坂幸太郎のモダンタイムスでは、

近未来はもっと強く検索に支配された社会になっていて、

あるワードで検索したがために、検索者が特定され、命を狙われる…、

という小説が展開されていきます。

 

この本もさすがに要所要所で、思わず読みながら

「うまい!」「うまい!」と言ってしまう小説です、が、

 

とはいえ、ちょっとこの本は分厚いので、伊坂ビギナー用に、

誠にカッテですが、オススメ伊坂幸太郎ランキングゥーやります。

いいよね?伊坂さん。

 

  
<1位 終末のフール>   

最高の一作。これが発端で伊坂中毒。  

読んだ当時の感想はこちら。

<2位 チルドレン>   

量的に読みやすく、また、  

伊坂的軽快感がもっともあらわれている小説。

 
<3位 重力ピエロ>    

仕返しのやり方と落とし前の付け方と  

ジョークの混ぜ方が絶妙!の作品。

<4位 砂漠>   

散らかった部屋が、最後にはいつも  

うまーく片付く感じでそれも

オサレに収納される感じで、おもしろい!

 
<5位 死神の精度>   

痛快な短編の集合なんだけど、  

ラストなんてゾクッとしますた。

<6位 オーデュポンの祈り>   

群集心理に関する文章が秀逸で、  

巻末の辛口論評はどうでもいいよ!と思える

テキサスヒット作品。

 
<7位 ゴールデンスランバー>     

R35世代なら、JFKにはまった人は

多いと思いますが、まさしくその、

オズワルドにされようとしてる

主人公の物語。 

<8位 モダンタイムス>   

「仕事だから…」と言えば、

許してもらえると思っているヤツが

yokoyamaは大ッ嫌いなんですが、

そんなヤツを軽快にやっつけてくれる。

 

伊坂幸太郎のいいところ、うらやましいところは、

同じ文房具を持っているし、同じ机で書いてるし、同じ言葉でしゃべってるのに

アイデアやモチーフやアプローチだって同じようなものなのに、

 

なんで、こうも、一見軽く、しかし実にうまくからみ、

読む程に深い作品になるのだろうか、という点につきるとおもいます。

 

なんて!ベタなモチーフで展開するんだと思わせといて、

なんでこんなにすべてがうまく収まるんだ!と感嘆する、

だから次の作品に手が伸びてしまう。ドラッグブック。

 

ちなみに、「アヒルと鴨のコインロッカー」と

「陽気なギャングが地球を回す」は、お願いだから、お願いだから、映画で見て欲しいです。より、伊坂作品を楽しめると思います。

記事のタイトルで、特に、女性にオススメしたのは、オトコは頭が固いので伊坂の軽快さにたぶん、ついていけないからです。つまらないオトコには、もったいないので、オススメしません。伊坂さん読んでますか?宣伝しちゃったよ。(←これの意味はモダンタイムスを読むとわかると思います。)



9 Responses to “映画アヒルと鴨のコインロッカー、重力ピエロ、死神の精度、ラッシュライフ、ゴールデンスランバー 原作者伊坂幸太郎の小説、勝手におすすめ面白ランキング。”

  1. 公開が楽しみな映画 人気作家 伊坂幸太郎 原作の『フィッシュストーリー』 | wagonR35〜R35デザイナーに見えるもの Says: 2009年 1月 20日 at 10:36 PM

    […] + 女性にオススメ!?伊坂幸太郎の小説カッテにおもしろランキングゥー […]

  2. 太宰治生誕100年の今年「ヴィヨンの妻・斜陽・パンドラの匣」の3本が映画化されるそうです | wagonR35〜R35デザイナーに見えるもの Says: 2009年 2月 6日 at 10:36 AM

    […] 「夏目漱石かなあ、最近だと伊坂幸太郎だけど…」 […]

  3. 伊坂幸太郎の最新刊「あるキング」もやっぱり伊坂氏らしい伝記的小説でした。プロ野球選手になるべく育てられた男の伝記。 | wagonR35〜R35デザイナーに見えるもの Says: 2009年 9月 21日 at 7:47 AM

    […] […]

  4. 「2008年本屋大賞受賞」「第21回山本周五郎賞受賞作品」を受賞した『ゴールデンスランバー』が待望の映画化!2010年1月30日公開予定 | wagonR35〜R35デザイナーに見えるもの Says: 2009年 11月 4日 at 12:07 AM

    […] […]

  5. 田に力と書いて男! Says: 2010年 10月 18日 at 9:10 PM

    自分は男ですが、伊坂さんの作品は全部もっています!
    男の人でも楽しめる…と、思いますが、自分の周りに伊坂さんを知っている人がいないのが残念です……
    以上、中三男子からでした!

  6. Yokoyama:@bluerasheen Says: 2010年 10月 19日 at 1:33 PM

    >田に力と書いて男!さん

    コメントありがとうございます。
    伊坂本全部読んでいるのはすごい!

    ぼくは、最近の伊坂幸太郎の新刊2冊位?読んでいませんが、
    なんだか、影響されて読みたくなってきました。

  7. 宮沢りえ推薦の小川糸新刊「つるかめ助産院」読了。スピッツ草野マサムネ、ポルノグラフィティ岡野昭仁推薦の前作「食堂かたつむり」同様、面白い本! | wagonR35〜R35デザイナーに見える Says: 2010年 12月 9日 at 3:13 PM

    […] […]

  8. yyy Says: 2011年 4月 4日 at 11:44 PM

    >つまらないオトコには、もったいないので、~
    こんなこと言えちゃう頭の弱い人には語ってほしくないです(^-^)

    頭の弱い女性にはもったいないのでお勧めできません(^^)/

  9. 爆笑問題太田光が「インパルスの板倉が書いた『トリガー』って小説があるんだけどね。これがメチャクチャ面白い」って言ってたので読んでみました。 | wagonR35〜R35デザイナーに見えるも Says: 2013年 2月 6日 at 7:23 PM

    […] + 映画アヒルと鴨のコインロッカー、重力ピエロ、死神の精度、ラッシュ… var url = document.URL; document.write(''); Tweet […]

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