お正月を過ぎた頃になると、実家のある北杜市明野町では、集落ごとに「おやなぎさん」と呼ばれる、１本の竹をさいてつくった傘のような形の立体物に装飾を施し、五穀豊穣や家内安全を願う道祖神祭りがとり行われます。

どの地区でもとてもキレイなおやなぎさんをみることができますが、このおやなぎさんの作り手は集落で暮らすふつうのお爺ちゃん・お婆ちゃん達で、しかも、原材料はそこらへんに生えた竹と半紙や色紙、折り込みチラシを使っているだけ…という。

「コレ、ちょっとスゴいオモシロイでしょ。」

スゴいよね、このセンスわ。

風が八ヶ岳の方から吹いてくると、こんな風に暴れます。

同じようでいて地区ごとに、巻き方が、少しづつ違いますね。

コレ、さるぼこっていうらしいです。（猿の子）

まあ空が広いから余計によく見えます。

こんな住宅街にたてる地区もあります。

ここも。

おやなぎさんの奥は南アルプス。

おやなぎさんの詳細は運営サイトの「明野ナビ！」で紹介してますが、集落の家の数の分だけ竹をさいて枝にして、お祭りが終わると各家に１本づつ枝を配り、それを屋根にのっけて厄払いをするなど、とても「ほっこりフェスティバル！」になってるんです。

「こーゆうのオモシロイよね。」

＋ １本の竹を集落の戸数分に割いて枝にし装飾をする、北杜市明野町の小正月行事「おやなぎさん」のキレイな「さるぼこ（猿の子）」。 | 明野ナビ！〜サンフラワーフェスの町に通う生活。