あまり聞いた事がないんですが、山梨県はひそかに健康寿命日本一だそうです。（健康寿命とは自立して生活出来る介護がいらない寿命のことで、９０歳で亡くなる５年前から介護を必要としている場合、健康寿命は８５歳。）

で、この健康寿命と密接に関わっていると注目されているのが、山梨県に広がる無尽（むじん）という寄り合い・コミュニティのような、人と人のつながりなんだそう。長生きの秘訣！？無尽（むじん）については以下に。

無尽とは、同窓会だったり、地区の旅行会だったり、テニスだったり、飲み会だったり、多種多様なサークルのような集まりのことだそうで、山梨大学の調査では３つ以上無尽に参加してる人は、全くしていない人の２.４倍も健康寿命が長いそう。

統計結果ではさらに、３つ以上の無尽に参加している人の中でも、「楽しい無尽」に参加している人は、「つまらない無尽」に参加している人の４〜６倍も健康寿命が長くなるそうです。（つまらない無尽というのは、地域のしがらみなんかで、出欠選択権がない無尽のこと）

さらに無尽内で話す内容も「健康・政治・趣味」の話をしている人は健康な割合が高く、「生活・家族・仕事」の話はあまり良くなく、一番良くないのは「選挙」の話だそう。（この統計オモローね。）

無尽にはこの他にも例えば、みんなで積み立てていたお金を、急に必要になった人にみんなで貸してあげる、など、お互いがお互いを助け合う機能があるそうで、なかなか興味深いシステムだなあ、とyokoyamaは注目しています。

ちなみに、山梨県のレストランや飲み屋の前にはたいがい「無尽（むじん）・パーティー・二次会承ります」って看板が出ていることから、本当にポピュラーなものとして、老若男女に広く浸透しているもののようです。