佐藤雅彦×竹中平蔵「経済ってそういうことだったのか会議」にハマっています〜株式会社の始まり。

2009年 6月 2日

元電通のクリエイター佐藤雅彦氏と、小泉内閣で経済財政担当大臣など歴任した

竹中平蔵氏の共著「経済ってそういうことだったのか会議」にハマっています。

 

佐藤氏が経済の根本の根本を、竹中氏に教えてもらう対談形式で書かれていますが、

内容が本当にわかりやすい。たとえば、

「株式会社はどうして生まれたのか?なぜ株は売買されるのか?」

といった、今さら人に聞けない、というか、人も多分あまりに根本で、

答えられないような質問に、やさしく丁寧に答えてくれます。

 

株式会社の始まりってのは、あの、東インド会社なんだそうです。

王室からの資金を得た東インド会社が、一か八かの航海で、

当時希少だった胡椒(こしょう)を、持ち帰る事が出来れば、

胡椒を売った資金で配当するという図式が、そもそもの始まりらしい…。

 

で、当時は、1プロジェクトごとに株主と会社が存在し、

プロジェクトが終われば解散していたそうです。

 

それが、段々、次から次へ仕事をしていく仕組みになっていき、

恒常的に会社という形態になってくると、今度は、

 

たとえば株主が2人だった場合、1人があるとき、いきなり

「もうやめるから、お金返して」と言い出すと、

会社が立ち行かなくなってしまうので、

 

そんなときの為に、その株主の株を、売れるようにしたのが、

株の売買の始まりなんだそうです。

「なるほど!でしょ。」

 

なんで株のマーケットなんかあるんだろ?誰の為なんだろ?って

ずっと思ってたので、かなりスッキリしました。

 

他にもいろいろスッキリしたので、それはまた。