以前パスタと肴 MoRimoToホームページ制作の為、CROWD WAGON 清里に撮影へで紹介したレストランの、スタッフ用&販売用オリジナルTシャツのデザインを制作しました。お客さんにも買って頂く事から、よくある「ショップロゴ、ドーーン」というデザインにはせず、八ヶ岳をモチーフにデザインし、オーナシェフにもとても気に入っていただきました。
Tシャツの前面はこれでOKでしたが「やっぱり…スタッフ用だけでも背面にお店の名前入れたいなー」という相談を受け、費用やスケジュール的に印刷はむずかしかったので、ボクらがハンドメイドで、背中に店名をステンシルする事に…、
しかしこの作業が後に大変なことになろうとは、このときはまだ知るよしもなかった…。
<ステンシル作業前に必要なもの >
・カッティングシート 1000円
・メンディングテープ 500円
・カッターマット 2000円
・デザイナー用カッター 1000円
以上のものを用意し、プリントしたデザインをもとに、カッティングシートでステンシル版を作成。(ここまでで1日作業)
<ステンシルに必要なもの>
・染めQベースコート 1200円
・染めQホワイト 2000円×3本
・マスキングテープ 1000円
・スプレーのり 2000円
・ピンセット 500円
・厚紙 1500円
・大量の新聞紙、段ボール
以上を用意して当日、以下の手順で作業開始
<ステンシル当日の作業手順>
1.汚れていい服装に着替え&段ボール等で作業場作成(yasuda邸ガレージ)
2.Tシャツにアイロンがけ&ステンシルの位置決め
3.Tシャツの腹と背の間に厚紙を入れる(下地作りとインク移り防止)
4.カッティングシートとTシャツのくっつく部分にスプレーのり(大事!)
5.マスキングテープで完全に覆う
6.顔にマスクをして、下地スプレーから開始(2〜3回)
7.カラースプレー(10〜15回)
yasuda邸ガレージの特設作業場。
染めQホワイト噴射中!
染めQによると、5回もスプレーを吹けば色がのるような説明でしたが、…。現実にはとてもそういう感じではなく、表面が毛羽立って、いつまでたっても色がのりません…5回…10回…15回…まるで色がのりませんでした。
黒などのTシャツにホワイトをのせるという部分も差し引いても、この、あまりの「乗らなさ」にはビックリ!どうにもなりませんでした…。15回以上「塗り」を繰り返しても仕上がりはイマイチ。気づけば夕方4時半…
「なのに1枚もまだ思う仕上がりになってない…。」
このままではどうにもなりそうにないので、リキテックスで重ね塗りすることに…。その後7時半まで作業を繰り返すも…状況は改善されず、ここで作業は断念。
もう夜になってる。ライト点灯!ちなみにこちらは染めQのみ。
「ね?全然色がのってないでしょ?」
こちらは染めQ後、リキテックスを上塗りしたもの、
雑な仕上がりが想像出来る…。
この後、2時間弱の乾燥時間をとり、仕上がりをチェック…。
「んっ〜悪くはないけど…もっと、こう…パキッと…。」
(リキテックスの方はとてもみせられません…。)
染めQを選んだのはインクが生地に入り込むという事だったからなんですが、実際にはご覧の様に(写真ではちょっとわかりにくいんですが)生地の上にトンっとインクがのってる状態。
これまでyasuda氏もyokoyamaもステンシルでそれなりに遊んで来ているので、正直、この出来は想定外も想定外でした…残念。
「ステンシルの前に一度洗濯しておけば少しは状況が違ったのでしょうか?」
もともとステンシルに係る一切の費用等はボクらで持つつもりだったとはいえ、オーナーシェフさんの期待に答えられなくて意気消沈…。
それでも後日、Tシャツを手にしたオーナーシェフやスタッフさんから、Tシャツ完成の喜びのコトバをいただき、少しだけ救われたのでした。アリガタヤ!
コレはいろんな意味で忘れられない仕事となりました。
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先日完成した、「パスタと肴 MoRimoTo」の「8GatakeTシャツ」を着た、スタッフの皆さんから笑顔の写真が届きました。 | wagonR35〜R35デザイナーに見えるもの Says: 2009年 10月 17日 at 1:04 AM
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