@kenichiromogiこと脳科学者 茂木健一郎さんが、夏目漱石『行人』を何度も読んでいる…とツイッターでつぶやいていたので、文庫買って読んでみました。

2011年 4月 24日

@kenichiromogiこと脳科学者 茂木健一郎さんが、夏目漱石『行人』を何度も読んでいる…とツイッターでつぶやいていたので、文庫を買って読んでみました。

面白い…というより強烈でした。壮絶で、誠実だな…と。読み終えた瞬間ドン!と胸を突かれて「どういうことか、あとは自分で、考えろ」とこちら側にゆだねられているような気がする衝撃力ある強い作品でした。執筆中、漱石は病気療養をした時期があったそうなんですが、そうとは思えない…じゃないか、だからこそ、強い作品になったのかな?と思える小説でした。作品のあらすじを以下に。



妻お直と弟二郎の仲を疑う一郎は妻を試すために二郎にお直と二人で一つ所へ行って一つ宿に泊ってくれと頼む…….知性の孤独地獄に生き人を信じえぬ一郎は,やがて「死ぬか,気が違うか,それでなければ宗教に入るか」と言い出すのである.だが,宗教に入れぬことは当の一郎が誰よりもよく知っていた。

学問だけを生きがいとしている一郎は、妻に理解されないばかりでなく両親や親族からも敬遠されている。孤独に苦しみながらも、我を棄てることができない彼は、妻を愛しながらも、妻を信じることができず、弟・二郎に対する妻の愛情を疑い、弟に自分の妻とひと晩よそで泊まってくれとまで頼む…。「他の心」をつかめなくなった人間の寂寞とした姿を追究して『こころ』につながる作品。(サイトより抜粋)



ちなみに茂木さんのつぶやきはコレ。



で、本を読み終わってふと茂木さんのツイート見てみたら…

今度は『明暗』を読んでたw…ので、yokoyamaも真似して明暗、読んでみようと思ってます。面白かったらまた紹介します。

+ 東京デザイナーズウィークを主催するデザインアソシエーションNPOのテレビ番組“TOKYO AWARD”が日曜深夜にテレビ東京で放送開始!

+ 完成型という言葉は、使っちゃいけないけど、あのひと検索 SPYSEEは、一つの完成型に近いなあ

+ 茂木健一郎 クオリア日記

+ 茂木健一郎 – Wikipedia



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