wagonR35の読者さんからのタレ込みにより参加を余儀なくされたwFUJITSUケータイコンペ。結果は先日の記事で紹介した通りになりましたが…、

「自分は（yokoyama）人のデザインが知りたいって言ってるのに、自分のデザインは公開しないの？」って気がするので、恥ずかしながらyokoyamaの落選作品、公開します。

ここにデザインがおちるまでのストーリーと、ラフ（チャラ画）も。

応募コンセプト文

街を歩く女性のほとんどがケータイを握りしめ歩き、また、電車内でケータイを操る人のほとんどがケータイを握りしめ、メールのやり取りをしている様子をみて、 握らなくて済むケータイがあれば便利だろうと考えました。

ケータイ裏面にシートベルトのような役割をするベルトをつけ、ビーチサンダルを手にはめる要領でケータイをハメます。ベルトはひっぱると出て来て、はなせば元に戻るまさにシートベルト方式。なので、手にはめていないときも、ケータイがかさばることはありません。きっと、このケータイを使い始めると、今までどれだけ、 意識をせず１日中、ケータイを握りしめていたかがよくわかると思います。 一度手にしたらきっともう戻れない！？

またベルトは、写真撮影する際に、 ベルトを引っ張る力でバランスがとれるので、 手ぶれ防止にも一役買います。

とまあ、こんな感じ。まあコンセプトはウリコトバしか書きませんから…。

で、どうやって、こんな形になったか…というと…、

もともと、この仕様を思いついてからずっと、コレをイメージしてました。

きっと誰もが子供の頃、何度もこーして浜辺を歩いただろうし、本能的にハメルのスキだろな…と（こーやってはめると、水カキが気持ちイイ…。）

まあだけど仕様が布ってのは、実際ありえないだろうから…

そうすると、ホントビーチサンダルだな…と。

だけど実際しばらくビーサンをはめてると、水カキ痛くなっちゃう…。

で、ダメだな…それよりもテーブルに置いたら見栄えがひどいな…ポケットにも入らないな…。それよりもハメルとこ、ハッキリ言って邪魔だな…イイとこないな…さいあく…

で、なんか他にボクの知らない、イイものないか？と近くのコーナン（ホームセンター）へ。

だけどめぼしいものなく、応募ダメだな…と帰宅途中にコレ発見。

「必要な時出て来て、いらない時ひっこむ！」

ちょっとコレみつけたときコーフンしました…「キタ！…ッテ…（←キテナイw）」。

で、ハメ場所はウマくいきそうなので、

後はこの仕様でプラスαはないか？と模索する。（いつもそうなんですが、提案力の足りない分、後づけや複合ワザに走りがちなんです）

で、以前どこかで耳にした「ケータイで手ぶれをしないコツ」を

思い出してコレ（右側）を思いつく。

ちなみにケータイで手ぶれしないコツは、ケータイを持つ、もう一方の手で、ケータイストラップを引っ張っりながら持つ事で、バランスを取ることだそう…。

実は左側のジョグダイヤル（←今更）も、ちょうど手にケータイはめると、そこに親指が行くんで、そうすると片手操作できるし、便利なんだが…（古っって言われるからボツ）

と、まあ、こんなプロセスで冒頭の形になりました。

ちょっと大きめの画像はこちら。

目新しい材料や技術が無い分、スグに実用化出来て、みんながちょっとづつ便利になるってのがyokoyamaが思うイイ所です。

悪い所はケータイのコンペにしちゃあ、側（外側）の提案スギルというのと、ペーパーで判断される以上、見栄えがいたって普通なので、コンペには弱いな…と。（だけどケータイに過剰なデザインはいらないんだー…イラナイんだー…イラナイんだー…←負け犬の山びこ）。

参加してヨカッタ点がもうひとつあって、

それはリサーチついでに世界のいろんなケータイを見る事ができたこと。

＋ 世界のデザイン携帯電話１００選（おしゃれ・かっこいい・面白ケータイ）前篇〜100 excellent high-quality designs of cellular phone.

＋ 世界のデザイン携帯電話１００選（おしゃれ・かっこいい・面白ケータイ）後篇〜100 excellent high-quality designs of cellular phone.

世界の画像をシェアしてくださる皆様アリガッツ！

ちなみにもし、同士の落選者の方で応募作を公開してる人いたら教えて下さい。