昨年ヤフージャパンとの相互販売サイトをオープンさせた、中国最大のネットショッピングサイト タオバオの躍進について書かれた書籍『中国巨大市場・タオバオの正体』を読了しました。
本の中で特に興味深かったのは、
・中国人ならではの商慣習「価格交渉」を、リアルタイム・チャット導入で実践
・ネットショップへの店舗参入の敷居を低くする為、出店費用・販売手数料の無料
・中国と言えば…の、パクリ商品をネットショップから排除
・後発だったタオバオがシェアを獲得していく戦略や取組み などなど。
僕らがこれまで漠然と持ち続けてきた「いわゆる中国」のイメージとは、だいぶ違う…というかまるで違う、リアルな今の中国市場の現場について書かれた、興味深い本でした。
書籍の中では他にも、
・タオバオを運営するアリババグループにソフトバンクの孫正義氏が出資している
・ユニクロがタオバオに出店して月間1.4億円を売り上げた事が伝説になっている
など、ここでもこの2人のキーパーソンが出てくるのね…スゴいな…という内容になっていました。興味ある人はぜひ!おすすめです。
ちなみに以下が、ヤフージャパンとタオバオの提携により相互でショッピングできるようになったサイト。
タオバオ日本。
ヤフージャパンチャイナモール。
+ 中国のシンプルだけど機能性に優れた日常の生活用品を紹介し、一部復刻商品も販売する『無印良品の目でものを探してみる試み“Found MUJI 中国編”』。
+ チャイニーズパワーをガツーンと感じずにはいられない!フランス人写真家Alain Delormeさんが上海でみかけた風景を納めた作品“TOTEMS”を紹介。
+ 三国志読んだから…と、映画「レッドクリフ」の疾走感やスケールをスクリーンで体験しないのはスゴクもったいない
+ Yahoo! JAPANと淘宝(タオバオ)、日中の商品を相互販売するサイトをオープン
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